東京ならではの個性豊かなスタイルが勢ぞろい
日本の最新ファッションを国内外に発信する楽天ファッション・ウィーク東京(以下、RFWT)が2022年3月14日から3月19日、6日日間にわたって開催された。メインイベントである2022-2023秋冬 東京コレクションには54ブランドが参加、そのうち半数を超える30ブランドがフィジカルショーを披露した。来場者数を大幅に制限するなど徹底した感染対策が取られる中、東京ならではの個性豊かなスタイルが力強く発進された。
初参加は林陸也が手がける「SUGARHILL (シュガーヒル」、岡本大陸による「DAIRIKU (ダイリク)」、村田晴信が自身の名を冠した「HARUNOBUMURATA (ハルノブムラタ)」、石田栄莉子と清水亜樹のデザイナーデュオによる「MALION vintage (マリオンヴィンテージ)」ら17ブランド。世界を股にかけて活躍する「TOMO KOIZUMI (トモ コイズミ、デザイナー:小泉智貴)」と「TOGA (トーガ、デザイナー:古田泰子)」は、楽天が日本のファッションブランドを支援するプロジェクト「by R」を通じて東コレにカムバックした。番組では、RFWT参加ブランドに、独自の日程でランウェイショーやプレゼンテーションを行った有力ブランドを含む、総勢43ブランドを一挙紹介する。
ブランド初となるランウェイショーを開催した「HARUNOBUMURATA (ハルノブムラタ)」は、写真家Jacques-Henri Lartigue (ジャック=アンリ・ラルティーグ)が写し出す日常の風景を着想源にコレクションを展開。彼のミューズであったRenee Perle (ルネ・ペルル)を思わせるミニマルなエレガンスを完成させた。シルクやヴァージンウールといった上質な素材を用い、優しく身体を包むケープやコートを提案した。ブランド初のシューズコレクションにも注目が集まった。
小泉智貴デザイナーが手掛ける「TOMO KOIZUMI (トモ コイズミ)」は「by R」枠で2023年新作コレクションを披露した。コレクションテーマは”レッドカーペット”。写真家/映画監督の蜷川実花をディレクターに迎え、レッドカーペットのフォトシーンが再現された。ブランドの特徴でもあるフリルをふんだんに用いたドレスは、ネオンカラーからニュートラルカラーまでの繊細な色に染められ、着用者の個性を引き出す。モデルにはSUMIRE、森川葵、中山咲月、松田ゆう姫、玉城ティナ、アイナ・ジ・エンド、ローレン・サイ、仁村紗和、Little Black Dress、大島優子、ともさかりえ、市川染五郎、寺島しのぶといった著名人を起用。スワロフスキー・クリスタルをちりばめることにより、さらなる華やぎをプラスしている。
HARUNOBUMURATA
TOMO KOIZUMI