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    2014春夏 東京コレクション
よりスポーティにアクティブに。ストリートカジュアルが生まれ変わる
  「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」に参加した37ブラントと、独自の日程でランウェィショーを披露した11ブランド、計48ブランドのコレクションを一挙公開する。

 2014春夏シーズンは、東京デザイナーが得意とするストリートカジュアルに“スポーツ”や“ワークウェア”のエッセンスが加わり、より軽快でアクティブなコレクションが展開された。スポーティーなアイテムはオーガンジーやシフォン、メッシュといった透け感のある素材を用いることでエレガントな雰囲気をプラス。また、メンズアイテムとしてスカートやエプロンを提案するなど、中性的なデザインへの傾倒も見られた。

 東コレ独自のトレンド発信を目指し、日本のカルチャーにインスピレーションを求めたデザイナーも多い。和装とドレスの関係性を追求した「ソマルタ(SOMARTA)」、渋谷のスクランブル交差点を行き交う人々をグラフィカルプリントに落とし込んだ「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」、六本木の夜景をプリントしたジャカードで観客を湧かせた「シセ(Sise)」など、日本を象徴するモチーフを取り入れたスタイルが目を引いた。

 注目ブランドは初の単独コレクションを開催した「ファセッタズム(FACETASM)」。これまで複数ブランドが参加するナイトアウトイベント「VERSUS TOKYO」に参加していたブランドが新たなステージに立った。テーマは“EMPATHY(感情移入)”。エプロンをキーアイテムに、メンズウェアとウィメンズウェアの特性を絶妙なさじ加減で融合。メンズではワークパンツに職人気質のエプロンを重ねたレイヤードスタイル、ウィメンズではエプロン風のスカートにフリルをあしらったスタイルを披露した。一方、「ビューティフル・ピープル(beautiful people)」は“ロックミュージシャンとその恋人”をテーマに、1960〜1970年代のトラッドスタイルをモダンにアレンジ。モッズスタイルを思わせる細身のスーツを着用した男性モデルと、ナチュラルなブラウジングワンピースを着用した女性モデルがカップルで登場する。メンズがデニム素材のセットアップを着用すれば、レディースもまたデニム素材のスリーブレスなトレンチコートを着用するなど、男女間のコーディネートも忘れない。レオパードやニワトリのプリント使いも要チェック。


FACETASM

beautiful people