露出度高めのノースリーブアイテムxシアー素材で暑さを乗り切る
厳しい暑さに見舞われた8月中旬の東京。今年は猛暑に加え、新型コロナへの警戒もあり、例年に比べて人通りは少ない。マスクに日傘、あるいは帽子を被ってウイルスや紫外線から身体を防備する特別な夏となった。トップスは先月に引き続き、ノースリーブブラウスやノースリーブワンピース、フレンチスリーブカットソーなど、袖なしのアイテムが人気。8月に入って新たにキャミソールが仲間入りし、いつになく露出度が高めだ。キャミソールは直に着用せず、ワンピースやレーシーなブラウスの上から重ねるのが今夏流。一方、袖付きのアイテムではフェミニンなパフスリーブブラウスが目立つ。ボリューム袖がトレンドとなった昨夏に比べて膨らみは控え目。袖のみシフォン素材を採用するなど、適度に透け感をプラスして涼しさを演出する。
フェミニンアイテムの代表格であるワンピースは、ウエストをゆるくブラウジングさせたマキシ丈のデザインが支持されている。黒、白、パープル、マスタードイエローなどの単色使いで、甘さを抑えているのが特徴だ。反面、先月増加傾向が見られたスリップドレスは減少に転じた。
ボトムスではワイドパンツの人気が復活。昨夏のワイドパンツとは異なり、プリーツ加工を施したり、末広がりのシルエットになり、フレア度が増している。ワイド化の傾向はジーンズにおいても一大ムーブメントを築いており、股上の深いハイウエストなワイドデニムの着こなしが10代を中心に多数見られた。その大半は退色させた明るいインディゴブルーで、デニム特有の重たさを感じさせない。スカート類はワンピース同様、ミニよりマキシ丈が優勢。アコーディオンプリーツのもの、総レースのもの、クロシェ編みで変化を持たせたものなど、デザインは様々。一方、露出度の高さで定評のあるショートパンツは少数派に留まっている。
[ 観測日 ] 2020年8月18日・くもり時々晴れ
表参道:気温32.2℃/湿度62
原 宿:気温33.8℃/湿度56
表参道
原宿