開放感のあるスリーブレスアイテムが大ブレイク
梅雨明け間近の7月下旬、蒸し暑い中で撮影された東京ストリート。トップスでは袖なしのアイテムが勢いを増している。スリーブレスのボートネックTシャツやワンピース、首回りや袖にレースを飾った袖なしカットソー、肩が若干隠れるフレンチスリーブのシャツなど、全年齢層で袖なしアイテムが大人気となっている。ワンピースは柄ものよりクリームやベージュ、黒といったニュートラルカラーのワントーンや、ストラップ使いのスリップドレスが支持されている。とりわけ何段も切り替えのあるティアード・デザインが目立つ。ワンピースと同じ流れで、トーン・オン・トーンのセットアップが増加傾向にあり、シャツとパンツ、バッグ、シューズまでもクリームで揃えたおしゃれ上級者も見られた。一方、アウター着用者はほどんど見られず、シアーなジレや、オーバーサイズのシャツをアウター代わりに羽織る程度だ。
ボトムスでは、シーズンをまたいで人気を博してきたワイドパンツが減少し、マキシ丈のフレアスカートがその数を上回った。スカート類ではワントーンよりも小花や幾何学といった柄物が人気。同じマキシ丈でフロントにボタンのあるデニム素材のタイプも複数目撃された。10〜20代の年齢層にはサロペットやジャンパースカート、オールインワンなど、上下一体のアイテムが好まれている。一方、30代以降の年齢層にはジオメトリック柄のミモレ丈スカートが支持されている。彼女たちが好んで着ている70年代風のレトロなスカートは、箪笥の奥に仕舞い込んでいたものを引っ張り出してきたような雰囲気を漂わせている。反面、夏になると増加するショートパンツは今夏は少なめ。デニムのミニスカートも少数派に留まっている。
[ 観測日 ] 2020年7月21日・くもり
表参道:気温27.7℃/湿度79
原 宿:気温27.1℃/湿度81
原宿
表参道