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    2020年1月 東京定点観測 -表参道/原宿-
ダウンジャケットが急増、トレンチコートは後退
春節直前の東京ストリート。新型コロナウイルスを警戒しているのか、マスクを着用している人が多い。最も着用率の高かったアウターはダウンジャケット。10代〜30代くらいまでの年齢層には丈の短いダウンジャケットが好まれており、年齢が上がるにつれて丈の長いダウンコートが増えていく。色はブラックが大半を占め、クリーム、カーキ、ブルー、ピンクといった色物がパラパラと見られる程度だ。前月同様、オーバーサイズのアウターに人気があり、フリースジャケットやアノラックパーカ、MA-1といったジャケット類は袖のアームが広く、丈を長くしたデザインが多い。コート類ではフルレングス丈で、ドロップショルダーのボリュームシルエットが目立った。また、チェック柄のアウターが多いのも今冬の特徴。マドラスチェックやグレンチェックのダブルブレストジャケットやボックスコートを着た人々が幅広い年齢層で目撃された。パーカやスウェットなどのカジュアルなトップスは厳しい寒さとなった今も人気を博しており、アウターの外にパーカのフードを出したコーディネートが多く見られた。

ボトムスでは、ワイドパンツが根強い人気。ウールやコーデュロイなどの温かみのある素材にシフトしながら、オールシーズン着用されている。トラックパンツはスポーティーなスタイルを好む10〜20代の若者に好まれている。オシャレ度は低いものの、退色デニムのジーンズも例年に比べて多く見られた。一方、スカート類は、10代の若者にはタイトミニスカート、10代以降の年齢層にはフルレングス丈のプリーツスカートやフレアスカートが支持されている。レオパード柄のフレアスカートを上品に着こなす若者が多数見られ、ブラックが基調となる冬の装いに華を添えている。

アクセサリーでは、豊富に揃った帽子類に注目したい。ニット帽、キャップ、ベレー帽、パナマ帽、つば広フェルトハット、ロシアンハット、バケットハット、キャスケットなど、嗜好やスタイルに合わせて思い思いにコーディネートする姿が見られた。








[ 観測日 ] 2020年1月22日・晴れ
表参道:気温5.3℃/湿度50‰
原 宿:気温6.7℃/湿度48‰

表参道

原宿