ファッション動画配信サービス「ファッションニュース・エクスプレスBB」
    2019年10月 東京定点観測 -表参道/原宿-
今秋もオーバーサイズアイテムが大活躍。Tシャツ→スウェットに
10月に入り、人々のファッションはすっかり秋冬モードに様変わり。オーバーサイズへのこだわりは季節をまたいでも継続中で、Tシャツはスウェットに、ショートパンツはワイドパンツに置き換わって2019秋冬のシルエットを形作っている。

トップスで特に人気が高かったのはゆったりサイズのスウェットやパーカ、太番手でざっくり編んだニット。どれも袖ぐりがボリュームアップされたデザインで、上からジャンスカを着用することでガーリーな雰囲気をプラス。その一方で、長らく人気を博していたワンピースは減少した。アウターとして着用されているのは羽織るだけのコーディガン、Gジャン、ライダースジャケット、ダウンベストなど。例年に比べて気温の低下が緩やかな今秋は、アウターを着用しない若者がまだまだ多数を占める。

ボトムスで最も目を引いたのはレオパード柄のマキシ丈スカート。10代の若者から中年層まで幅広く着用されている。色はヒョウのイメージそのままのベージュに加え、地が白や黒の変わり種も見られる。スポーティーなスタイルを好む若者にはトラックパンツが人気。この時期になると、ブラックタイツ着用者が増加するのが常だが、今年はトラックパンツの人気、レギンスやトレンカの復活も手伝ってほとんど見られない。一時期、減少傾向が見られたワイドパンツは10月に入って返り咲きの様相。とりわけソフトなデニム素材、とろみ素材のものに人気があり、大仰なまでのワイド幅が好まれている。 シューズではブーツ類に注目したい。ニーハイブーツ、ブーティ、ミドル丈ブーツが早くも登場しており、秋冬コーディネートの欠かせない存在となりそうだ。








[ 観測日 ] 2019年10月23日・晴れ
表参道:気温23.4℃/湿度50‰
原 宿:気温24℃/湿度48‰

表参道

原宿