オーバーサイズTシャツのアームデザインに注目
夏のバーゲン真っ盛りの7月中旬。ストリートには買ったばかりのトレンドアイテムを着用する人々であふれている。梅雨の蒸し暑さをしのぐべく、ストリートを席巻したのはオーバーサイズTシャツ。ショートパンツがすっぽり隠れる長さのロングTシャツから、袖口が末広がりになった袖広Tシャツ、首回りが広いゆえに肩を出して着るオフショルダーTシャツなど、ビッグシルエットのTシャツが大人気となっている。それとは対照的に、フェミニン嗜好の若者が着用するのはパフスリーブやフリルで袖口を強調させたカットソー。襟ぐりや袖ぐりにギャザーを寄せた愛らしいデザインで女子力を高めている。そのほか、ワントーンのオールインワン、清涼感を演出するスリップドレス、ヘムをバイヤステープで包んだパイピングヘムワンピース、羽織り風に着用するシースルーコートが増加傾向を見せている。
ボトムスで注目したいのはショートパンツ。先月までショートパンツ着用者といえば欧米の旅行者くらいだったが、今月に入って急増。オーバーサイズTシャツとショートパンツ、スポーティーなストラップサンダルのコーディネートが10代の若者の鉄板となっている。人気に陰りが見え始めたワイドパンツは、共布ベルト付きのデザインが登場したことで新たなトレンドを形成。リボン結びでウエストを強調させることでカジュアルな装いをフェミニンに見せている。スカート類ではスリット入りのマキシ丈タイトスカートが堅調に推移。スリット位置はバック、サイド、フロントボタン下部とさまざまで10cm以上の深さのものが多い。
プリントではセピア色の風景画を思わせるアート柄、ダークトーンのフラワー柄、ギンガムチェックが新たに登場。どの柄も懐古的な雰囲気を携えている。その色味は秋口にかけても着用できそうなアイテムだ。
[ 観測日 ] 2019年7月18日・晴れ時々曇り
表参道:気温28.4℃/湿度74
原 宿:気温29℃/湿度75
表参道
原宿