10代を魅了するワイドスリーブTシャツに注目
梅雨の晴れ間をぬって撮影された東京ストリート。連日の蒸し暑さがおさまったこともあり、薄手のロングニットコートやフロントボタンワンピースをアウター代わりに羽織ったスタイルが目立った。これらのアイテムは膝丈ほどの長さでベージュやカーキといった単色ものが好まれている。
トップスで注目したいアイテムはオーバーサイズのワイドスリーブTシャツ、そして多種多様なワンピース類。Tシャツ着用者は10代の若者に多く、肘がすっぽり隠れるワイド&ロングスリーブが人気。Tシャツ一枚のみ着用し、ボトムに何も身につけていない強者もいる。一方、ワンピースはシャツワンピースから70年代風マキシ丈ワンピース、スリーブレスワンピースまでバラエティ豊か。昨シーズンは花柄のフロントボタンが主流だったが、今春夏はチャイニーズレッドやベージュ、ブルーグレーなどの単色で、襟も袖もないすっきりとしたAラインワンピースが優勢となっている。シャツワンピース着用者は20代から60代までの幅広い年齢層。着用者は大袈裟に抜き襟させてシワ感までも楽しむ。
ボトムスでは、フルレングスのワイドパンツからマキシ丈のフレアスカートへ、トレンドがゆっくりとした速度で動いている。マキシ丈フレアスカートはトップス同様、柄物より単色もの、量感のあるボリュームシルエットが好まれている。10代に限ってはミニ丈のタイトスカートが一歩リード。その多くはデニム地で、素足にショートソックスと厚底シューズを合わせることで若々しいスタイルを完成させる。その他、パンツ派の新たな動きとして、トライバル柄のド派手なプリントパンツが登場している。
注目アクセサリーはスポーティーな厚底ストラップサンダル、バケットハット、ボディバッグなど、メンズテイストのアイテム。冴えないおじさんが着用していたアイテムを格好良く着こなす女性たちが増えている。
[ 観測日 ] 2019年6月25日・晴れ
表参道:気温25.6℃/湿度64
原 宿:気温26.1℃/湿度63
表参道
原宿