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    2019年2月 東京定点観測 -表参道/原宿-
オーバーサイズジャケットは抜き襟で着用するのが鉄則
春の足音が聞こえてきそうなぽかぽか陽気となった2月下旬。最も着用率が高かったのはオーバーサイズのジャケット類。ダウンやMA-1を筆頭に、指先まで隠れる袖の大きなジャケットを無造作に着こなす人々が多数見られた。暖かな日差しに誘われて、フリースジャケットやGジャンといった軽めのアウターを選ぶ若者も多い。一方、ロング丈のアウターではトレンチコート、ガウンコート、ノーカラーコートが人気。くるぶしまで届くくらいのマキシ丈で、異素材をはぎ合わせたデザインも見られる。インナーとして着用されているのはスウェットやパーカといったスポーツアイテム。フェミニンなスタイルを好む若者には小花柄のマキシ丈ワンピースを合わせる傾向にある。

長きにわたってトップの座に君臨してきたワイドパンツだが、ここにきてロングシルエットのスカート類に追い抜かれる形となった。ベロア、ジャージー、ラメ素材など、テロンとした光沢素材で仕立てられており、フレアスカート、プリーツスカートが人気。タイトなシルエットのスカートにはスリットが深く入り、フロントボタンで開閉できるデザインが目立つ。ワイドパンツは白、ベージュ、黒などの単色使いのものに加え、グレンチェックやタータンチェックなどの柄物が増加傾向を見せている。トップスのスポーツアイテム人気に伴い、ボトムスでもトラックパンツの着用者が増えており、中には部活帰りにそのまま街に出てきたような上下スポーツアイテムという強者までいる。

今シーズン、一大トレンドして注目されたアニマル柄は期待に反して極少数。大本命といわれたレオーパード柄は撮影中、たった一人だった。




[ 観測日 ] 2019年2月21日・晴れ
表参道:気温13.5℃/湿度31‰
原 宿:気温13.7℃/湿度29‰

表参道

原宿