マキシコートのシルエットに注目
厳しい寒さが続く東京ストリート。先月とは打って変わって、ダウンやファーを使った防寒力の高いアウターが勢いを増している。今冬のダウンコートは腿から膝くらいまでのミドル丈で、フード付きのものが多い。ファー使いのアイテムはそのほとんどがエコファーで、プードルファージャケットやオーバーサイズジャケットなど、丈の短いものに人気がある。もう一つ、類似の起毛素材アイテムとして増加傾向が見られたのはフリースジャケット。冬場のアウターとしては薄手だが、10代の若者を中心にフリースジャケット着用者が多数目撃された。
一方、ロング丈のアウターは70年代のクラシカルなウールコートが高い支持を得ている。ウエストラインを強調させた1970年代風コートもあれば、ドロップショルダーやキルティング素材でオーバーサイズを強調させたコートもある。共通しているのは踝が隠れるくらいのマキシ丈であること。総じて、2019秋冬のアウターは白やライトベージュ、ヌードピンクといった明るい色合いのものが好まれている点も押さえておきたい。
ボトムスではワイドパンツ人気が再燃。厚手のグレンチェックや光沢感のあるベロアなど、シルエットや素材が変化しながら、トレンドアイテムとしての座を保持している。先月からトレンドアイテムに浮上しているタイトスカートは堅調に推移。ミニ丈よりもふくらはぎまでの半端丈が多く見られ、フロント中央に大きくスリットが入っているのが特徴だ。そのほか、プリントではレオパードやパイソン、ゼブラといったアニマル柄に注目したい。
[ 観測日 ] 2019年1月22日・晴れ
表参道:気温10.4℃/湿度34
原 宿:気温9.5℃/湿度34
表参道
原宿