今冬もチェックが大盛況
冬の足音が聞こえはじめた11月下旬。若者たちは長短さまざまなアウターに身を包み、足早に通り過ぎる。ロング丈アウターの一番人気はトレンチコート。足首まで届くくらいのマキシ丈で、定番のベージュに加え、ブラックが多く出回っているのも特徴だ。昨年流行したウールのチェスターコート、ノーカラーコートは今年も健在。新たな傾向として、ボックスシルエットのオーバーサイズコートがグレンチェックやタータンチェックで登場している点も押さえておきたい。一方、ショート丈のアウターではプードルファージャケットや厚手のフリースジャケットといったふわふわ素材のアイテムが目立つ。昨年、一世を風靡したMA-1やライダースジャケットは少数派に回った。また、インナーにはニットの上からフーディーを重ね、スニーカーと組み合わせてスポーティーにまとめるスタイルが多く見られた。
ボトムスで注目したいのは細身のチェックパンツ。アウター同様、グレンチェックや赤系のタータンチェックが支持されている。アウターかボトムス、どちらか一方にチェック柄のアイテムを着用するのがポイントだ。スカート類ではマキシ丈がミニ丈をややリードしており、ラメ素材のアコーディオンプリーツスカートや、スリットが深く入ったタイトスカートが人気。反面、春夏シーズンにストリートを占拠したワイドパンツは大きく減少した。
アクセサリーでは、ミニサイズのレザーショルダーバッグがリュックを抑えて一番人気に躍り出た。コレクショントレンドとして注目されたボディバッグはほとんど浸透しておらず、ストリートトレンドとの差を浮き彫りにした。
[ 観測日 ] 2018年11月27日・晴れ
表参道:気温16.8℃/湿度63
原 宿:気温16.7℃/湿度59
表参道
原宿