フロントラップスカートで美脚を強調
秋本番。最もストリートを賑わせたいたのはミニ丈のフロントラップスカート。重なる部分を斜めにカットし脚をちらりとのぞかせたものや、レイヤー部分に飾りボタンつけたデザインが人気となっている。美脚を強調させるアイテムとして、スリットが深く入ったスカートやワンピースも登場している。これらのスリット入りアイテムはミニではなく、ふくらはぎ丈からマキシ丈までのロング丈が多い。ラップスカートは10~20代の若者に着用されているのに対し、スリットスカートは30代以上の女性から支持を得ている。例年、秋口から冬にかけてブラックタイツを着用する着こなしが増えるが、今秋は脚見せデザインの流行により、素足が多いのも特徴だ。一方、ロングセラーを続けてきたワイドパンツはようやく減少に転じた。
アウターではライダースジャケット、パーカ、MA-1といったショート丈のアイテムが優勢だ。オーバーサイズがトレンドの昨今、パーカやMA-1は着物を着こなすようにあえて抜き襟にしてストリート感を出す。ロング丈ではコーディガンやトレンチコートなど、ここ数シーズン、トレンドとなっているアイテムが再浮上している。半面、今夏まで人気を博していたフロントボタンワンピースをアウター感覚で着用するスタイルは見られなくなった。
インナーアイテムで注目したいのはVネックニット。今シーズンはニットであっても抜き襟にして着用するのが鉄則で、肩を露出させてオフショルダーにしている若者もいる。また、ドットや小花柄の70年代風マキシ丈ワンピースは季節をまたいでもなお、人気を博している。プリントの一番人気はレオパード。部分的にレオパード柄を取り入れることで上品さを保ったコーディネートが多い。大阪のおばちゃんのイメージとはかけ離れた10~20代の若者がこぞって取り入れており、今後も増加傾向が見込まれる。
[ 観測日 ] 2018年10月25日・晴れ
表参道:気温21.1℃/湿度44
原 宿:気温22℃/湿度44
表参道
原宿