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    2016年4月 東京定点観測 -表参道/原宿-
デニム人気が再燃
 時おり小雨がぱらつく、どんよりとした天気の中で行われた定点観測。先月まで勢いのあったMA-1は減少に転じ、ライダースジャケット、Gジャンが増加傾向を見せている。これらのショート丈のアイテムは袖を通さず肩にかけただけで着用するのが人気。一方、薄手のロングコートは先月に引き続き人気が高く、総レースのものや袖なしのジレタイプなど、デザインの幅 が広がっている。ロング丈のアイテムは袖を通しながらもフロントボタンを留めずに前をはだけて着るスタイルが目立つ。そのほか、トップスでは袖幅が広いシャツや肩まわりにフリルをあしらったニット、袖口にボリュームをもたせたカットソーなど、シルエットに変化をもたせたアイテムが登場している点もチェックしたい。

 ボトムスではフルレングスのワイドパンツが急増。一昔前の不良が履いていたようなボリューム感のあるパンツが10〜20代の女性の間で絶大な人気となっている。ふくらはぎ丈のガウチョパンツ、ミモレ丈のフレアスカートはそれに押されて大きく後退した。また、10代を中心に着用されているチュールスカートは、白やパウダーカラーのさわやかな色使いで今月も人気続行中。内側が短く外側が長いデザインで、透け感を楽しんでいる。

 素材で注目したいのはデニム。Gジャンを筆頭に、コートやワンピース、ワイドパンツの素材として幅広い層から支持を得ている。Gジャンは退色もの、その他のアイテムは濃い目のブルーと、デニムの色合いはアイテムによって異なる傾向を示している。今夏に向けて、デニム人気はますますヒートアップしそうだ。





*観測日:4月18日・曇り一時雨、表参道:気温24.5℃/湿度38‰、原宿:気温22.7℃/湿度43‰

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原宿