厳しい寒さを前にトレンド感が減速
凍えるような寒さに見舞われた2月下旬の東京ストリート。人々が着用しているのはダウンコート、ダウンジャケット、厚手のウールコートなど防寒優先のアイテム。ブラックを筆頭に、グレー、カーキといったダークカラーの防寒アイテムでストリートが埋め尽くされた。MA-1、チェスターコート、オーバーサイズコートなどのアイテムでトレンドを若干垣間見ることができる。MA-1はブラックよりカーキ、チェスターコートはグレーのものに人気がある。また、トレンチコートはマキシ丈から膝上まで丈のバリエーションに注目したい。そのほか、ファートリムされたフード付きダッフルコートや、アウターから中に着ているフードを出したレイヤードスタイルなど、フードを有効活用した着こなしも目立った。
ボトムスではフルレングスのワイドパンツやロングフレアスカートなど、ロング&リーンなアイテムに勢いがある。先月、増加傾向を見せたエスニック柄ニットや厚手ウールで仕立てられたタイトミニスカートは今月も堅調に推移。一方、同じロング丈でも、プリーツスカートはストリートから姿を消した。数ヶ月前にストリートをにぎわせたガウチョパンツ、ミモレ丈スカートもまた大きく後退している。
シューズではスニーカーに押され気味だったムートンブーツが復活。他のアイテムをダークトーンでカラーコーディネートしているのに対し、シューズはなぜか白を選択する若者が多い。
2016年2月 東京ストリートの注目アイテム (観測日:2月24日・くもり、表参道:気温7.1℃/湿度31、原宿:気温7.5℃/湿度32)
*トップス:ダウンジャケット、ダウンコート、フード付きミリタリーコート、MA-1、ライダースジャケット、Gジャン、ファージャケット、チェスターコート、オーバーサイズコート、ダッフルコート、トレンチコート、ウールのベルテッドコート、トレーナー、パーカ、チェックシャツ、タートルネックニット、クルーネックニット。
*ボトムス:タイトミニスカート、フレアミニスカート、膝丈フレアスカート、ロングプリーツスカート、マキシ丈フレアスカート、テーパードパンツ、ワイドパンツ、ショートパンツ、ガウチョパンツ、ミモレ丈フレアスカート、チュールスカート、ストレートジーンズ、クラッシュスキニージーンズ。
*アクセサリー:キャップ、ニット帽、つば広フェルトハット、トート、ミニボストンバッグ、リュック、チェーンバッグ、斜めがけスモールバッグ、化粧ボックス、ストール、スヌード、ファーマフラー、ショートソックス、ブラックタイツ、スニーカー、厚底スニーカー、厚底ストラップサンダル、スエードブーツ、ムートンブーツ、ブーティ、モカシン、ファー付きフラットシューズ。
*カラー&プリント:カラー /ブラック、ダークグレー、ライトグレー、カーキ、ダークブラウン、ベージュ、キャメル、オフホワイト、、ネイビー、フューシャピンク、パープル、ボルドー、チャイニーズレッド、パウダーピンク、ヌードピンク、パウダーブルー、プリント/ チェック、ドット、ストライプ、レオパード。
表参道
原宿