クリスマスシーズンを迎え、いつも以上に活気づいているストリート。アウターの一番人気はチェスターコートより丈が長く、オーバーサイズに仕立てられたロングコート。一つボタンか、ボタンがまったくないシンプルなデザインが多い。色はベージュ、ライトグレーが支持されており、コーディネートにソフトな印象を与えている。ナイロン製のMA-1系ブルゾンは10〜20代を中心に人気を博している。一方、スタジアムジャンパーは減少傾向。先月、目立ったロングトレンチコートもまた、冬本番を迎えて減少に転じた。インナーにはタートルネックニットやボートネックのカットソーを合わせ、極シンプルなコーディネートを演出。クリームやブラックの単色のインナーアイテムを、羽織っただけのアウターからさりげなくのぞかせる。

ボトムでは2015年、一大トレンドを確立したガウチョパンツが引き続きストリートを席巻。くるぶしが若干見えるくらいの長めが多く、支持層も10〜40代と幅広い。減少傾向を見せていたショートパンツはここに来て再び増加。10〜20代の若者限定ではあるが、デニムまたはウール地のショートパンツの下にブラックタイツを履き、はつらつとしたスタイルを形成している。膝丈タイトスカートが堅調に推移する一方で、ミモレ丈スカート人気は再び減速した。

2015年12月 東京ストリートの注目アイテム (観測日:12月15日・晴れ、表参道：気温13.8℃/湿度64‰、原宿：気温13.7℃/湿度64‰)
＊トップス：チェスターコート、ロングウールコート、トレンチコート、ダウンコート、ダウンジャケット、ダウンベスト、ファーベスト、ダッフルコート、ダブルブレストコート、ライダースジャケット、フーデッドコート、Aラインコート、ケープコート、ベルテッドコート、ミリタリーコート、キルティングジャケット、MA-1、Gジャン、スタジャン、パーカ、クルーネックニット、ボートネックニット、Vネックニット、ニットカーディガン、タートルネックニット、クルーネックTシャツ、デニムシャツ。
＊ボトムス：ストレートジーンズ、ガウチョパンツ、ショートパンツ、テーパードパンツ、スウェットパンツ、サロペット、ミモレ丈フレアスカート、チュールスカート、膝丈タイトスカート、ジャンパースカート、膝丈プリーツスカート、タイツ(ブラック、グレー)、レギンス、ショートソックス。
＊アクセサリー：ストール、スヌード、ニット帽、つば広フェルトハット、キャップ、大きめリュック、トート、チェーンバッグ、ミニボストンバッグ、斜めがけトートバッグ、ミニショルダーバッグ、スニーカー、レースアップシューズ、スエードブーツ、レースアップロングブーツ、ブーティ、ローファー、フラットパンプス、ポインテッドトゥーパンプス。
＊カラー＆プリント：カラー /ブラック、グレー、インディゴブルー、ネイビー、ターコイズブルー、水色、カーキ、キャメル、ダークブラウン、ベージュ、クリーム、ベージュピンク、オフホワイト、ピュアホワイト、チャイニーズレッド、ボルドー、マスタードイエロー、エメラルドグリーン、プリント/ タータンチェック、ストライプ、ボーダー。

表参道

原宿