雲一つない秋晴れとなった10月中旬。20度を超える暑さを記録したこの日、アウターとして着用されていたのは薄手のロングコートやニットカーディガン、MA-1系のジャンパーといった軽めのアイテム。なかでもロングコートの人気が高く、チェックシャツの丈を長くしてボタンを留めずに羽織ったようなルーズな着こなしが目立った。パーカやトレーナーをアウター代わりに重ねる若者も多い。

チェックはロングコートの柄だけでなく、ネルシャツの柄としても重宝されている。但し、実際に着用するのではなくウエストに巻いてコーディネートのアクセントとして取り入れられている。

ボトムではガウチョパンツの人気が再燃。10〜40代の幅広い年齢層から絶大な支持を得ている。ベージュを筆頭にカーキ、チャコールグレー、ネイビーの単色のものが支持されており、春夏に比べて長めの丈に変化。一方、ミモレ丈スカート、膝丈タイトスカートの人気は横ばい。これら2つのスカートより膝丈チュールスカートが10代層を中心にリードを保っている。

アクセサリーではつば広フェルトハットが夏場から季節をまたいで人気続行。ほかにもニット帽、ベレー帽、キャップなどバラエティ豊かなハットが着用されており、寒さが増す晩秋に向けて、ハット人気は加速しそうだ。

2015年10月 東京ストリートの注目アイテム (観測日:10月19日・晴れ、表参道：気温22.7℃/湿度46‰、原宿：気温21.2℃/湿度54‰)
＊トップス：キャミソール、クルーネックTシャツ、VネックTシャツ、チェックシャツ、白シャツ、リボンブラウス、丸襟ブラウス、デニムシャツ、トレーナー、パーカ、ボートネックニット、ミニワンピース、ニットワンピース、コンビネゾン、ニットカーディガン、薄手のロングコート、Gジャン、ベースボールジャケット、MA-1風ナイロンブルゾン、ライダースジャケット、レザーテーラードジャケット、トレンチコート、ミリタリーコート。
＊ボトムス：ガウチョパンツ、ショートパンツ、フレアミニスカート、チュールスカート、ストレートジーンズ、サロペット、ジャンパースカート、クロップドパンツ、ダメージジーンズ、レギンス、テーパードパンツ、マキシ丈ジャージースカート、ミモレ丈グレアスカート、ミモレ丈プリーツスカート、ショートソックス、ニーハイソックス、柄タイツ。
＊アクセサリー：つば広フェルトハット、ニット帽、キャップ、ベレー帽、ストール、大きめラウンド型サングラススニーカー、厚底レザーシューズ、ストラップパンプス、ムートンブーツ、スエードロングブーツ、レースアップシューズ、ローヒールパンプス、トート、ミニボストンバッグ、リュック、フリンジバッグ、斜めがけミニショルダーバッグ、フリンジバッグ。
＊カラー＆プリント：カラー /黒、白、カーキ、チャコールグレー、ライトグレー、ネイビー、キャメル、ベージュ、クリーム、ピーチ、パウダーピンク、ボルドー、水色、ターコイズ、プリント/ 千鳥格子、ストライプ、チェック、スカル、カモフラージュ、ヴィンテージフラワー。

表参道

原宿