梅雨の晴れ間。真夏のような強い日差しが降り注いだこの日、人々のスタイルはすっかり夏仕様。アウターを脱ぎ捨て、半袖のTシャツや薄手のブラウスにマニッシュなガウチョパンツを合わせたカジュアルスタイルが目立つ。トップスで人気が高いのはラッフルを重ねたティアードブラウス。袖口にフリルをあしらったフリルカットソー、紐でウエストをマークしたブラウジングカットソーも好まれている。いずれのアイテムもノースリーブか、腕の付け根をヒラリラ飾る程度の短いものが多い。
　ボトムスでは先述のガウチョパンツ人気がさらに加速。ウエスト位置が高めにデザインされたゆったりシルエットで、8〜9 部丈のふくらはぎが隠れる長さが多い。今月は黒や紺のほか、グリーン、白、グレー、ベージュなど異なる色味のものが加わり、ガウチョパンツ人気に拍車をかけている。一方、春先にストリートをにぎわせたミモレ丈のフレアスカートは大きく後退。それに代わるアイテムとして、脚を覆い隠すマキシ丈スカートが登場している。今夏のマキシ丈スカートは薄手のデニムやジャージー素材といった、フレアのシルエットを主張しないダラリとしたタイプが支持されている。一方、ショートパンツはデニム人気も手伝って再浮上。これまでの腰で履くタイプとは異なり、股上が高くフィット感のあるマイクロミニ丈に変化している。
　アクセサリーではストローハットにこれまでにない勢いが見られる。柔らかいジュート素材で編まれたもので、つばで顔を半分かくして歩く姿が多数目撃された。
　カラーでは赤とオレンジの中間のチャイニーズレッドに注目したい。あざやかなチャイニーズレッドのマキシ丈スカートを履く若者が目についた。
　

2015年6月 東京ストリートの注目アイテム (観測日:6月24日・晴れ、表参道：気温29.1℃/湿度53％、原宿：気温19.0℃/湿度43％)
＊トップス：クルーネックT シャツ、パフスリーブT シャツ、チェックシャツ、リボンブラウス、ノースリーブブラウス、フリルカットソー、ぺプラムカットソー、レースブラウス、タンクトップ、デニムシャツ、Gジャン、ミニワンピース、チュニック、マキシ丈ワンピース、ロンパー、カーディガン、パーカ、ノーカラージャケット。
＊ボトムス：ガウチョパンツ、ミモレ丈フレアスカート、ロールアップジーンズ、ストレッチデニムパンツ、チュールスカート、ティアードミニスカート、フレアミニスカート、アコーディオンプリーツスカート、膝丈タイトスカート、マキシ丈タイトスカート、クロップドパンツ、デニムショートパンツ、ストレートパンツ、レギンス、ショートソックス。
＊アクセサリー：麦藁帽子、中折れ帽、ニット帽、日傘、アームカバー、細レザーベルト、厚底サンダル、スニーカー、ローヒールパンプス、トングサンダル、トート、リュック、ミニボストンバッグ、斜めがけショルダーバッグミニ、斜めがけトート。
＊カラー＆プリント：カラー / ブラック、オフホワイト、デニムブルー、カーキ、グレー、ベージュ、ダークブラウン、ネイビー、チャイニーズレッド、ショッキングピンク、スカイブルー、パウダーピンク、マスタードイエロー、レモンイエロー、エメラルドグリーン、ボルドー、フォレストグリーン、プリント/ ボーダー、ストライプ、草木、ドット、レオパード、水彩。

原宿

表参道