初夏のような陽気となった5月下旬。先月に引き続き、ストリートではデニム素材を使ったアイテムがストリートを席巻している。気温の上昇にともない、Gジャンの代わりにデニムシャツをアウターとして着用するスタイルが目立った。また、オールイン ワンやオーバーオール、ロンパーなどの上下一体型アイテムも増加傾向にある。いずれのアイテムもガーリーやフェミニンといった要素は控えめで、1980年代のカジュアルスタイルが中心だ。

　一方、ボトムではガウチョパンツの人気がさらに加速。股上が深く、ふくらはぎにかかる位の半端丈が好まれている。最も人気が高いのはネイビー単色のもので、ブルーや白など、爽快感漂う色味のものも多く見られた。チュールスカートの着用率は相変わ らず高いが、今月は白一辺倒からグレーやパープル、花柄のスカートの上からチュールを重ねたタイプなどに変化している。

　プリントではトップス・ボトムス問わず、ストライプが大活躍。例年に比べてピッチの広いものが目立ち、ストライプの上に大柄のフラワープリントを重ねた変り種もある。それらのほとんどがネイビー x ホワイトの2色展開だ。ボーダーはTシャツやジャージーワンピースなど、伸縮性のある素材のアイテムで多数目撃された。そのほか、アクセサリー類ではつば広の麦藁帽子、清楚 なイメージのパールネックレスを押さえておきたい。
　

2015年5月 東京ストリートの注目アイテム (観測日:5月25日・晴れ時々曇り、表参道：気温2５.２℃/湿度47％、原宿：気温24.4℃/湿度55％)
＊トップス：クルーネックTシャツ、スリーブレスシャツ、デニムシャツ、ビスチェ、フリルカットソー、レースカットソー、ベアトップ、チュニック、オールインワン、膝丈ワンピース、シャツワンピース、パフスリーブシャツ、ベスト、ニットカーディガン、パーカ、Gジャン、ガウンコート。
＊ボトムス：ガウチョパンツ、テーパードパンツ、チュールスカート、膝丈アコーディオンプリーツスカート、デニムミニスカート、フレアミニスカート、ミモレ丈タイトスカート、マキシ丈フレアスカート、九分丈クロップドパンツ、七部丈クロップドパンツ、フラワープリントパンツ、ショートパンツ、ワイドデニムパンツ、ジョガーパンツ、オーバーオール、ロンパース、ロールアップパンツ、レギンス、トレンカ、ニーハイソックス、ショートソックス。
＊アクセサリー：スニーカー、厚底サンダル、ストラップパンプス、トングサンダル、ストール、パールネックレス、レザーチョーカー、ウェリントンサングラス、麦藁帽子、キャップ、日傘、ニット帽、クラッチバッグ、トート、リュック、斜めがけスポーツバッグ、ミニボストンバッグ。
＊カラー＆プリント：カラー / ネイビー、インディゴブルー、ライトブルー、ホワイト、ブラック、グレー、ベージュ、カーキ、キャメル、ピンクベージュ、エメラルドグリーン、チャイニーズレッド、ディープパープル、レモンイエロー、フレッシュグリーン、メタリックピンク、マスタードイエロー、ボルドー、プリント/ ボーダー、ストライプ、ギンガムチェック、小花、トロピカルフラワー、カモフラージュ、タータンチェック、ドット。

原宿

表参道