デニムスカートがストリートを占拠
日に日に暖かくなり、春の気配が感じられるようになった東京ストリート。着用率の高かったダウンジャケット、ダウンコートは減少し、MA-1風のブルゾンやスタジアムジャンパー、ダッフルジャケット、ライダースジャケット、Gジャンといったショート丈のアウターが増加傾向を見せている。チェスターコート、オーバーサイズコートは先月同様、堅調に推移。例年、この時期になるとトレンチコートが大きな伸びを見せるが、今春は若干見られる程度。ストリートではスポーティーかつミニマルなアウターに人気が集中しているようだ。また、インナーとして着用するのはパーカやトレーナー、クルーネックニットなどのリラックスアイテム。1980年代のアメリカンカジュアルを髣髴とさせるコーディネートがストリートにあふれている。
今月、最も注目したいのはトップス、ボトムス双方で人気を博しているデニム素材のアイテム。トップスではGジャン、ボトムスではデニムスカートが目立った。特にデニムスカートは膝丈のタイトなものからミモレ丈のフレアタイプ、サロペットまでバラ
エティ豊か。上下ともデニムではなく、トップスかボトムス、どちらかをデニムを取り入れた着こなしが多い。反面、デニムの定番であるジーンズは少数派となっている。
カラーではブラック&ホワイトのバイカラーコーディネートに注目したい。モノトーンコーディネートは常に一定層に支持されているが、2015年はホワイトの割合が高いのが特徴。中にはワンピース、マフラー、タイツ、シューズがすべてホワイトで、コートのみブラックという若者も。一方、モノトーンコーディネートにも活用できるライトグレーは今月も人気継続中だ。
2015年2月 東京ストリートの注目アイテム (観測日:2月24日・晴れ、表参道:気温12℃/湿度65%、原宿:気温12℃/湿度64%)
*トップス:トレーナー、パーカ、チェックシャツ、白シャツ、ロングTシャツ、ハイネックニット、Vネックニット、ジャンパースカート、ニットワンピース、Gジャン、スタジャン、ライダースジャケット、ダッフルジャケット、ファージャケット、ミリタリージャケット、マウンテンパーカ、ノーカラーコート、トレンチコート、ダブルブレストコート、オーバーサイズコート、チェスターコート、ダウンコート、ガウンコート、ケープコート。
*ボトムス:サロペット、膝丈デニムスカート、膝丈フレアスカート、膝丈タイトスカート、膝丈チュールスカート、マキシ丈ジャージースカート、ミモレ丈フレアスカート、タイトミニスカート、九部丈クロップドパンツ、ショートパンツ、ストレートジーンズ、スウェットパンツ、ハーフパンツ、レギンス、ブラックタイツ、ホワイトタイツ、ショートソックス。
*アクセサリー:スヌード、ストール、ファーマフラー、フェルトハット、キャップ、ニット帽、ベレー帽、大きめラウンド型サングラス、カチューシャ、幅広ベルト、スニーカー、厚底パンプス、ブーティ、スエードブーツ、ジョッキーブーツ、トート、クラッチバッグ、斜めがけミニボストンバッグ、リュック。
*カラー&プリント:カラー / ブラック、グレー、ホワイト、オフホワイト、ネイビー、ベージュ、カーキ、キャメル、ダークブラウン、パウダーイエロー、ダルブルー、フォレストグリーン、パウダーパープル、ボルドー、ピンク、チャイニーズレッド、ヌードピンク、パウダーブルー、プリント
/ ストライプ、ボーダー、カモフラージュ、ヴィンテージフラワー、小花、タータンチェック、エスニック、星。
表参道
原宿