コンパクトなファージャケットが増加傾向
春の足音が聞こえてきた3月上旬。これまで着用率が高かったダウンコートは大幅に減少し、入れ替わるようにトレンチコートが浮上してきた。今季のトレンチコートはクロップド丈やチェック柄、ウール地のものなど、本来のオーソドックスなデザインにアレンジが加えられている。もう一つ、顕著な増加が見られたのはファージャケット。クロップド丈のコンパクトなシルエットが人気で、着古した感のあるジーンズやミニスカートと合わせて、グランジとリュクスをミックスさせている。メンズライクなレザーブルゾンは若者を中心に人気継続中。黒のエコレザーが最も支持されているが、ダークブラウン系のフライトジャケット風デザインも目立つ。
アウターの下に着るアイテムとして注目したいのはワンピース。キャミソールワンピースやシャツワンピース、チュニック風ワンピースなど、形は様々だが、タイツではなくワイドパンツとレイヤードさせるのが今春流だ。
ボトムスでは前月に引き続き、ワイドデニムパンツに勢いがある。特に、色落ちさせたり擦ったりしてグランジムードを演出したものが支持されている。股上はジャストウエストより若干下がったものが増加傾向。ウェットパンツやトラックパンツといった部屋着のようなパンツも人気が高い。反面、スカート類はパンツに押され気味。20代~30代の若者はミニ丈、それ以上の年齢層はマキシ丈を選ぶ傾向にある。ワンピース同様、スカートにおいてもパンツをレイヤードする着こなしが見られた。
暗い色味が多いこの時期、プリントものは非常に少ないが、靄がかかったようなむら染めのアイテムが登場している。プリントの新たな動きとして押さえておきたい。
[ 観測日 ] 2026年3月2日 / くもり / 表参道 (10.8℃/56%)、原宿(12.2℃/58%)

表参道

原宿