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    2025年12月 東京定点観測
フリースジャケットで気負わないオシャレを演出
日中の気温が10度を下回り、本格的な冬へと転換した12月上旬。ストリートは冬物に切り替わってはいるものの、マフラーやストールの着用者は少なく、そこまで厚着をしている感じはない。アウターの一番人気はフリースのジャケット。そのほとんどが白やベージュの明るいカラーで、ダボダボのジーンズやマキシ丈のフレアスカートを合わせて部屋着のようなリラックス感を演出する。オーバーサイズに仕立てられたエコレザーブルゾンやテーラードジャケットも目立つ。30代以上の年齢増には、超オーバーサイズのベンチコートを羽織り、傍観対策している。ダウンジャケットは例年に比べると少ない。

ボトムスの一番人気はワイドパンツ。今冬はより幅広でクロップド丈 (八部丈)のデザインが多い。色落ち感のあるワイドデニムは人気継続中で、10代~20代の若者が好んで着用している。一方、バレルジーンズは減少傾向。下着のような超コンパクトなマイクロミニパンツに、ブーツを合わせたコーディネートも見られた。スカートで注目したいのはティアードスカートのデザイン。アシンメトリーだったり、左右で違い違いにフリルが付くなど、シルエットが変則的になっている。ミニスカートはショートパンツ同様、極端に丈の短いマイクロミニ丈で、フィット感のあるデザインが多い。シルエットは総じて、極端にオーバーサイズ、あるいは極端にコンパクトの両極化が進んでいる。

アクセサリーではムートンブーツに注目したい。スリッポンのようなサンダル風、またはショート丈が主流で、9 割がベージュに占められている。



[ 観測日 ] 2025年月12月4日 / 晴れ / 表参道 (9.6℃/27%)、原宿(9.6℃/25%)

表参道

原宿