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    2025年7月 東京定点観測
タンクトップの重ね着で、暑い夏を乗り切る
気温30度越えの真夏日となった7月上旬の東京。ストリートでは暑さをしのぐための、露出度の多いアイテムが人気を博している。トップスではタンクトップやキャミソール、ノースリーブシャツといった袖なしのアイテムが急増。特にタンクトップは年齢を問わず大人気で、色違いのものを重ねたり、シャツを上から羽織るなど、レイヤードで着こなすのがポイントだ。

一方、Tシャツは10~20代の若い年齢層に支持されており、おへそが見えるクロップド丈やロング丈、レトロなグラフィカルプリントがあしらわれたものなど、多様なデザインが見られた。一方、ワンピースはリゾート地で見られるようなスリップドレスが増加傾向。

ボトムスの一番人気はリラックス感漂うスウェットパンツ。ライトグレーやアイボリーなどやさしい色合いのものが多い。タンクトップやキャミソールといったアイテムを合わせて、スポーティーにまとめるのが今年流。そのほか、カーゴパンツやバレルジーンズ、ワイドパンツなど、トップスよりボトムスにボリュームを持たせたシルエットが目立つ。比較的若い年齢層にはミニ丈のティアードスカートやフレアスカート、ショートパンツが好まれており、素足を露出させて開放感をアピールする。パンツとスカートの割合はパンツが大きくリードしている。

カラーで注目したいのはオールブラックのコーディネート。露出度の高いアイテムで涼しさをアピールする一方、重たい印象の黒を選ぶ傾向が見られた。アクセサリーでは、涼しげな夏を演出するカゴバッグが登場している点も押さえておきたい。



[ 観測日 ] 2025年7月10日 / 晴れ / 表参道 (33.6℃/61%)、原宿(33.8℃/56%)

表参道

原宿