お花見シーズンを迎えた東京ストリート。満開の桜目当てに外国人観光客が大挙して訪れ、ストリートをにぎわせている。国際ストリートと化した表参道・原宿で目立ったのはデニム素材のスポーティなアイテム。オーバーサイズのデニムシャツやデニムジャケット、デニムパンツなど、デニムを取り入れたコーディネートが多数見られた。濃いめのインディゴブルーより、色落ち感のあるライトブルーが好まれている。

アウターでは、先月に引き続きレザーブルゾンが人気。腕のサイドにラインの入ったトラックジャケットは増加傾向。10代を中心とした若い世代はアウターを着用せず、大きめのスウェットトップやパーカをおしゃれ着として楽しむ。シャツの上から着用するベストは、ボアやファー、ニットなど、多様な素材のものが見られ、変化のあるレイヤードを演出する。

ボトムスで増加傾向を見せたのはチェックのロングスカート。色味を抑えたマドラスチェックのスカートが幅広い年齢層で着用されている。スカートはパンツの上から重ね履きするのがポイント。透け感のあるチュールスカートは先月に比べて減少、10代女子に人気のミニプリーツスカートは横ばい。一方、デニムパンツは極端に幅広のワイドデニムや、レトロな雰囲気を醸し出すフレアデニム、切り裂いた感じのクラッシュデニムなど、デザインの幅を広げて人気継続中。スポーティーなトラックパンツも複数見られた。セットアップで着用せず、トップかボトムのどちらかにトラックアイテムを着用するのが今春流だ。

[ 観測日 ] 2025年4月4日 / 晴れ / 表参道 (15.3℃/45%)、原宿(16.7℃/42%)

表参道

原宿