アウターは冬仕様、ボトムスは春仕様。冬春ミックスコーデに注目
三寒四温。人々のスタイルは冬物と春物が混在する、まさに季節の変わり目を表している。アウターの一番人気は先月に引き続き、ダウンジャケット。ダウンのフードを目深に被り、寒さを凌ぐ姿があちらこちらで見られた。オーバーサイズのブルゾンやダッフルジャケット、スタジアムジャンパーといったマニッシュなアウターも目立つ。ボックスシルエットのマキシ丈ウールコートには、キャップを合わせることでストリートっぽさをアピール。下に着用するのは白シャツやシャツワンピースといった春を意識したアイテム。ニット類はカーディガンを筆頭に、ニットベスト、ノルディック柄ニット、クロシェ編みニットなど、豊富な種類が登場し、ストリートに春を呼び込んでいる。
ボトムスで急増しているのがチュールやシフォンのマキシ丈フレアスカート。ジーンズなどパンツ類の上から透け感のあるスカートを重ね履きし、レイヤードを演出する。マキシ丈のアコーディオンプリーツスカートは20 代より上の年齢層で増加傾向。10代はミニ丈のプリーツスカートに厚底ブーツを合わせた平成レトロ風スタイルが支持されている。パンツ類では先月同様、着古し感のあるダボダボのデニムパンツ、70年代風フレアパンツが人気。春物のスカートが増えた分、押された感がある。
カラーで注目したいのは赤。中国国旗を思わせる鮮やかな赤のアイテムをピンポイントで取り入れたコーディネートが目を引いた。上から下まで全身白で統一したオールホワイトの着こなしは人気継続中。スモーキーなパープルやピンクなど、さわやかな春の色彩は10 代を中心に人気を博している。アクセサリーでは前述のキャップのほか、ニット帽、バケットハットなど帽子類の動きに注目したい。
[ 観測日 ] 2025年3月7日 / 晴れ / 表参道 (10℃/30%)、原宿(10℃/29%)

表参道

原宿