東京ストリートがグローバルに進化。ワイドパンツの人気が復活
厳しい寒さを迎えた2月初旬のストリート。寒空においてもインバウンドの波は衰えず、ストリートはグローバルファッション化が顕著になっている。一番人気は温かみのあるダウンコートやダウンジャケット。日本人、外国人、老若男女関係なく着用されている。中綿入りのアイテムとして、細かいキルティングがほどこされたコートも見られる。日本人の若者を中心に人気を博しているのはレザーブルゾンやムートンジャケット。メンズライクなオーバーサイズで、ボトムスにミニスカートや着古し感のあるジーンズを合わせて、レトロなムードを演出する。20代後半から上のマダム層には、マキシ丈のウールコートが人気。装飾を抑えたシンプルなデザインで、気品ある佇まいをのぞかせている。
ボトムスで注目したいのは極端に幅の広いワイドパンツ。これまでもワイドパンツは支持されていたが、さらにボリュームアップしている。チェック柄やワークパンツ風など、デザインも豊富だ。外国人には大腿がスリムなフレアパンツが人気。デニムにパールを飾ったキラキラのジーンズ、膝でセパレートした2WAYパンツなど、一風変わったデザインのパンツも見られた。一方、10~20代の日本人の若者にはミニプリースツカートに厚底ブーツを合わせたガーリーなスタイルが好まれている。
アクセサリーでは、レトロなヘッドフォン風イヤーマフに注目したい。リアルなヘッドフォンも見られる。防寒+おしゃれの役割もあるのか、日本人、外国人問わず頭に大きなヘッドフォンをつけたスタイルが目についた。厚手のマフラーをヒジャブのように頭をすっぽり覆ったスタイルも登場している。
[ 観測日 ] 2025年2月4日 / 晴れ / 表参道 (9.8℃/29%)、原宿(9.9℃/29%)

表参道

原宿