グローバル化の一途を辿るストリート。オーバーサイズのレザーブルゾンが人気
正月明け早々に撮影された東京ストリート。外国人観光客が多く訪れる表参道・原宿は、ファッショントレンドもグローバル化しており、もはや日本独自のスタイルを見つけるのは難しい。時間帯によっては日本人より外国人の方が多い場合もある。そんな状況下、一番人気のアウターはダウンジャケット。人種や年齢に関係なく着用されている。フェミニンな装いを好む人々にはウールのボックスコートや共布ベルト付きのガウンコートが人気。黒またはライトグレーなど落ち着きのある色合いで、身体をすっぽり覆うマキシ丈を選ぶ傾向にある。一方、比較的若い年齢層には、オーバーサイズのレザーブルゾンやムートンジャケットといったマニッシュなアウターが好まれている。スポーティーなベンチコートも目立つ。ボリュームのあるマフラーを首に巻いているため、インナーウェアは露出が少ないが、タートルネックニットやスウェットウェアを着用する姿が見られた。
ボトムスは丈も素材も形も細分化されており、大きなトレンドの波は見られない。若者に限っては、パンツの場合はワイドシルエットのジーンズ、裾広がりのフレアパンツ、ミニ丈のプリーツスカートを好んで着用する。ワイドシルエットのジーンズは、着古し感のあるライトブルーのものや、穴の空いたクラッシュタイプが人気。ミニスカートには膝丈のロングブーツ、または黒のハイソックスに厚底ローファーを合わせたスタイルが多い。
カラーではブラック&ホワイトのモノトーンコーディネートに注目。小物も含めて二色でシックにまとめるのがポイント。季節がら、黒を貴重にダークな色合いになりがちだが、ヴィヴィッドな赤を一点、ポイント的に取り入れたスタイルも目立った。
[ 観測日 ] 2025年1月8日 / 晴れ / 表参道 (9.7℃/32%)、原宿(10.7℃/30%)

表参道

原宿