スウェットシャツがオシャレ着として台頭
季節外れの暑さから解放され、ようやく秋らしくなってきた東京ストリート。インバウンドの影響により、グローバルなストリートファッションが見られる原宿・表参道では、カジュアル化の進行が著しい。アウターとして着用されているのは、グレンチェックオーバーサイズジャケットやトレンチコート、デニムジャケット、ベストなど。暑い日が続いたせいか、アウター着用率はまだ低めだ。トップスの一番人気はスウェットシャツ。オーバーサイズのスウェットシャツをオシャレ着として取り入れている。特に10 〜20 代の若者にその傾向が見られ、ワイルドなワークパンツから甘めのスカートまで、多様なアイテムを合わせて個性を引き出している。その一方で、シャツやブラウスなど、フォーマル色が強いアイテムは大きく減少した。ワンピースはスウェットウェア人気に押されて、例年に比べるとかなり少ない。
ボトムスでは、フレアパンツやワイドなワークパンツ、着古し感のあるジーンズなど、ワイルドな印象のパンツ類が人気を博している。スカート類はパンツに比べて減少傾向。マキシ丈のチュールスカート、マーメイドスカート、スリットスカートなど、丈の長いものが見られる中、唯一増加傾向を示しているのはミニ丈のタイトスカート。下着が見えそうなマイクロミニ丈のデザインも目につく。厚底ブーツとコーディネートして、Y2K スタイルを完成させる。
アクセサリーで注目したいのは、三日月型のショルダーバッグ。少し前にユニクロの大ヒット商品として話題になったが、類似フォルムのショルダーバッグを愛用する人々は今も多い。三日月型バッグはなぜか白を選ぶ人が多いのも特徴だ。
[ 観測日 ] 2024年11月1日 / くもり / 表参道 (21℃/58%)、原宿(21.3℃/59%)
表参道
原宿