露出度の高いアイテムで猛暑に打ち勝つ
記録的な猛暑に見舞われた7月上旬の東京ストリート。高温多湿な気候を避けるかのように、露出度の高いアイテムが多数見られた。表参道・原宿エリアは開放的なスタイルを好む外国人観光客が大挙して訪れるため、その傾向が強くあらわれている。トップスでは、クロップド丈のシャツやタンクトップ、キャミソール、ホルターネックのカットソーなど、袖なしのアイテムが目立つ。Tシャツやブラウスは袖が短いフレンチスリーブが主流。ワンピースはマキシ丈のデザインに加え、Tシャツの上からレイヤードするミニ丈のキャミソールドレスやチュニックが増加傾向を見せている。
ボトムスの一番人気は着古し感のあるダボダボのジーンズ。ライトブルーの明るい色合いで、ところどころ裂けたようなクラッシュ加工が施されている。春先から人気を博していたトラックパンツに代わって登場したのはユーティリティパンツ。ポケットがたくさん付いたワークパンツや裾を絞ったドローストリングパンツを、クロップドトップスとコーディネートしてHIPHOPダンサー風に着こなす。外国人はデニムのショートパンツを好んで履く。一方、スカート類ではシアー素材を重ねたティアードスカートや、ミニ丈のタイトスカートが人気を博している。
カラーで注目したいのはメタリックカラー。遮光率100%の日傘の裏地のようなシルバーのフレアスカートやパンツ、シアーなPVCスカートなど、光沢感のあるアイテムが多く見られた。シルバーの清涼感と相まって、今夏の目玉トレンドになりそうだ。
[ 観測日 ] 2024年7月2日 / くもり / 表参道 (31.1℃/75%) 原宿(30.8℃/69%)
表参道
原宿