チェックにボーダー、シェブロン…グラフィックパターンが豊富に登場
春の訪れが感じられる3月初旬。原宿・表参道エリアは外国人観光客や在日外国人が多数訪れ、人種のるつぼと化している。その影響はファッション傾向にも現れており、よりスポーティでカジュアルな装いに変化している。そんな中、アウターで人気を博していたのはトレンチコート。シルエットはマキシ丈が主流で、深めのライナーやフード付き、オーバーサイズのものなど、デザインの幅が広がっている。色は定番のベージュのほか、パウダーブルー、アイボリーなど春らしい色合いから、カーキ、ブラックといったミリタリー調まで、豊富なカラーバリエーションが見られた。キルティングジャケットの人気は継続、ムートンジャケットは増加傾向。一方、袖なしのダウンベスト、ニットベストは減少に転じた。
ボトムスではワイドパンツの人気が再燃。特にデニムのワイドパンツに勢いがあり、薄いブルー系、パッチポケットが付いたワークパンツ系が10代の若者を中心に支持されている。上下をデニムで揃えたセットアップも見られた。ミニスカートは若い年齢層に留まり、力強さはない。冬場から人気のあったマキシ丈のチュールスカート、シフォンのティアードスカートはフェミニンなスタイルを好む一定層に変わらず好まれている。
先月から大きな伸びを見せたのはチェックやボーダー、シェブロンといったグラフィックパターン。ブラック&ホワイトのモノトーン・パターンが多く、チェックは境界線をぼかしたデザインも登場している。シャツやニット、フレアスカート、ジャケット、帽子など、あらゆるアイテムに見られ、コーディネートの1点にグラフィックパターンを取り入れるスタイルが目立つ。アクセサリーではビッグサイズの斜めがけトート、同じくビッグサイズのボディバッグなど、身体に巻きつけるタイプのバッグに注目したい。
[ 観測日 ] 2024年3月1日 / 晴れ / 表参道 (15.6℃/46%) 原宿(15.7℃/46%)
表参道
原宿