すっきりとした冬晴れとなった1月上旬。ダウンジャケットやキルティングコートなど、中綿入りアウターが増加傾向を見せている。丈はコンパクトだが、空気をたっぷり含んだ分厚い作りのものが多い。10〜20代の比較的若い年齢層には光沢感のあるブラックのダウンジャケットに人気がある。一方、マキシ丈のウールコートは先月に引き続き支持を得ている。カジュアルとは一線を画す、キレイめのコーディネートを演出するアイテムとして重宝されている。

例年に比べると暖かい冬となった今年は、マキシ丈のトレンチコートを防寒着として着用する人が多い。同じ薄手のアウターとして、マルチカラーのマウンテンパーカやトラックジャケットなど、スポーツアイテムを街着として着用するケースも目についた。

ボトムスは年齢層により異なる傾向が見られた。10代の若者にはミニ丈のタイトスカートやショートパンツに、レザーブーツを合わせたY2Kルックが人気。20〜30代はマキシ丈のティアードスカートやマーメイドスカート、スリットスカートといった長めのスカート類を好む。中高年になると、マキシ丈のスカートのほか、ワイドなクロップドパンツやストレートパンツを着用する。

アクセサリーで注目したいのは韓国ファッションを連想させるキャップ。カジュアルでもフェミニンでも、スタイルを問わすキャップを合わせる着こなしが見られた。例年、寒くなると増加するニット帽は今冬はほとんど見られない。

[ 観測日 ] 2024年1月9日 / 晴れ / 表参道 (8.5℃/36%) 原宿(9.9℃/37%)

表参道

原宿