アウターはマキシ丈 or オーバサイズの両極に
季節外れの暖かさが続く東京ストリートだが、人々の服装はすっかり冬仕様にシフトしている。
一番人気のアウターは足首まで届くマキシ丈のウールコート。アイボリーやベージュ, ブラックといったニュートラルカラーの単色系が多く、歩く度に優美なシルエットを描き出す。デザインは襟なしやスタンドカラー、共布ベルト付きなどバラエティ豊か。カジュアルになりがちなストリートで、エレガントなスタイルが演出できるアイテムとして重宝されている。
一方、10 ~ 20 代の若者は、オーバーサイズのテーラードジャケットや、パイピングがほどこされたムートンジャケットがお気に入り。オーバーサイズのアプターにミニ丈のボトムスを合わせたコーディネートは、後ろから見るとボトムスに何も履いていないように見える。襟やラペルをデフォルメさせたブルゾンもまた、カジュアルなスタイルを形作るのに欠かせない。反面、トレンドアイテムになると思われたツイードジャケットは極少数派に留まっている。
ボトムスは、寒い季節にもかかわらずミニ丈が急増。タイトミニスカート、プリーツミニスカート、ショートパンツといったミニ丈アイテムが若い年齢層を中心にストリートにあふれている。厚底レザーブーツを合わせた、いわゆるY2K ルックで、好みに合わせてロック調あるいはプレッピー風に着こなす。もう一つ、寒い季節に似つかわしくないアイテムのして注目したいのがマキシ丈のチュールスカート。こちらは白、あるいは黒の単色限定で、甘辛ミックスにコーディネートするのがポイントだ。
シューズでは厚底レザーブーツがダントツの人気を見せている。ミニ丈でもマキシ丈でも、フェミニンでもマニッシュでも、黒のレザーブーツを合わせれば今冬流のスタイルが出来上がる。
[ 観測日 ] 2023年12月6日 / 晴れ / 表参道 (16℃/49%) 原宿(15.7℃/51%)
表参道
原宿