サマーセールが一段落し、ストリートは買ったばかりの2014春夏ファッションに身を包んだ若者たちで活気づいている。一番人気はTシャツに膝丈フレアスカートまたは膝丈タイトスカートを合わせ、足元をショートソックスと厚底サンダルで飾ったスクールガール風コーディネート。Tシャツにはアルファベットロゴが大きく描かれている。スカートはネイビーやダークグリーン、ボルドーなど、単色のダークトーンが主流。減少傾向が見られたミニワンピースは、紐状の細いベルトを上から締めたものやチュニックが登場し、復活を遂げた。また、腰回りをふんわりボリュームアップさせるペプラムカットソーが幅広い年齢層で支持を得ている。ペプラムアイテムはショートパンツやクロップドパンツといったパンツスタイルと合わせて着用する。
　ボトムでは、前述の膝丈フレアスカート、膝丈タイトスカートの動向に注目したい。今期のスカートはデニムや張りのあるコットン地など厚手のものが多く、裾広がりのシルエットを美しく形づくっている。一方、１０代の若者の間ではショートパンツが根強い人気。なかでもデニムのショートパンツは、アメカジを表現するアイテムとしてトレンドの筆頭を行く。
　シューズでは、厚底サンダルがじわじわと浸透している。ヒールが太く安定感のあるデザインで、夏らしいウェッジソールタイプ、オープントゥのストラップタイプが人気。レーシーなショートソックスとコーディネートすることで、ガーリーかつクラシカルな雰囲気を醸し出している。また、猛暑対策のアイテムトして日傘が大活躍。バスタオルをストール風に肩にかけ日焼け防止を図るスタイルも見られた。

2014年7月 東京ストリートの注目アイテム (観測日:7月28日 晴れ、表参道：29.4℃/55％、原宿：29.8℃/51％)
＊トップス：クルーネックTシャツ、VネックTシャツ、フレンチスチーブTシャツ、パーカ、フリルカットソー、ペプラムカットソー、タンクトップ、ベアトップ、パフスリーブブラウス、フリルブラウス、七部袖ブラウス、マキシ丈ワンピース、ブラウジングワンピース、シャツワンピース、ジャージーワンピース、スケーターワンピース、チュニック、ロンパー、ニットカーディガン、ノースリーブニット、Gジャン。
＊ボトムス：クロップドパンツ、膝丈デニムスカート、デニムショートパンツ、フレアショートパンツ、チュールスカート、ミニフレアスカート、膝丈フレアスカート、マキシ丈フレアスカート、ロールアップジーンズ、ハイソックス、ショートソックス、レギンス、ブラックタイツ、レースストッキング。
＊アクセサリー：斜めがけショルダーバッグ、リュック、カゴバッグ、トート、厚底サンダル、トングサンダル、ストラップサンダル、ローファー、フラットパンプス、スニーカー、日傘、ストローハット、キャンピングハット、キャップ、大きめフレームのサングラス、カチューシャ、スカーフ、ストール。
＊カラー＆プリント：カラー / ブラック、グレー、オフホワイト、クリーム、カーキ、ライトブルー、エメラルドグリーン、パウダーピンク、フューシャピンク、ベージュピンク、ショッキングピンク、ラピスラズリブルー、ネイビー、フォレストグリーン、黄緑、チャイニーズレッド、シルバー、プリント/ ボーダー、ストライプ、チェック、迷彩、小花。

表参道

原宿