露出度高めのアイテムがストリートを占拠
真夏のような蒸し暑さが続く7月上旬。マスク着用者は大幅に減少し、外国人観光客の姿が戻ってきた。コロナ禍の鬱々としたムードから解放されたストリートでは、例年になく露出度の高いアイテムが多い。袖なしのタンクトップにキャミソール、おへそが見えるクロップドトップス、腰回りにカットアウトをほどこしたシャツ、シアー素材のブラウスなど、アクティブな肌見せアイテムがストリートにあふれている。ボリューム袖のトップスは着丈は短くなっており、シルエットのバランスを取っている。ワンピースは身体のラインに沿ったマキシ丈のものが人気。特に黒のキャミソール風デザインが好まれている。一方、先月までストリートに多く見られたデニムアイテム大きく後退した。
ボトムスでは、パンツ、スカートともにフ、ルレングスが主流。クロップドトップスに相性抜群のフレアパンツ、スリットが深く入ったタイトスカートは年齢を問わず人気が高い。10代〜20代の若者に限っては、ショートパンツ、ミニスカートといったミニ丈のアイテムが支持されている。デニムアイテムはトップス同様、急減。ワイドパンツもまた、減少に転じた。
シルエットは、一部のオーバーサイズ信奉者を残し、全体的に身体にフィットするミニマムなデザインへと移行している。特に露出度の高いトップスは、その傾向が強い。
シューズではスニーカーブームは一段落、代わってバラエティ豊かなサンダルが多数登場している。厚底サンダル、グルカサンダル、オープントゥサンダルなど、暑さが緩和されるようなデザインのサンダルが多数見られた。10代に人気の厚底サンダルは、ショートソックスと合わせてスクールガール風に見せるのがポイントだ。
[ 観測日 ] 2023年7月3日 / くもり / 表参道(30.1℃/70%) 原宿(30.8℃/69%)
表参道
原宿