レトロモード全開!ボトムスはミニ丈にシフト
葉桜に変わりはじめた4月初旬の東京。ダウンやキルティングコートといった冬物アウターは多少残っているものの、色も素材も春らしい装いへとシフトしている。
一番人気のアウターはトレンチコート。カラーは相変わらずベージュが強い。新入社員はベージュのトレンチコートが昔も今も定番となっており、黒のスーツに短めの丈のトレンチコートを合わせるコーディネートが多数見られた。ペールピンクやペールグリーンといったさわやかな色彩が加わっているのが今春の特徴だ。新たな傾向として、袖なしのジレ、レザーで切り替えを縁取りしたパイピングコート、コンパクトなツイードジャケットの動向に注目したい。一方、今冬のストリートを席巻していたオーバーサイズのコートやジャケットは激減した。
インナーではエレガントな白のリボンブラウス、大きめサイズのスウェットウェアが目立つ。通年、着用できるワンピースはほとんど見られない。パーカとフリースの重ね着や、シャツとスウェットを重ねるなど、同じようなアイテムでレイヤードを楽しむ姿も印象的。
ボトムスではスカート派がパンツ派を上回っている。パンツ派は70年代風のフレアパンツ、ショートパンツが人気。ワイドパンツは減少傾向。一方、スカート派は裾広がりのマーメイドスカート、スリットが大きく入ったマキシ丈のタイトスカート、ミニスカートが支持されている。ミニスカートはタイト、フレアの両方が見られ、厚底ブーツをコーディネートすることで安室奈美恵風コーディネートを演出する。
[ 観測日 ] 2022年4月1日 / 晴れ / 表参道(8.2度)・原宿(10.0度)
表参道
原宿