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    2022年2月 東京定点観測
アウターはオーバーサイズが再燃、白が躍進
オミクロン株の急速な感染拡大が続く2月初旬。人通りは少なめだが、昨年のような緊張感は見られない。ストリートはダウンジャケットやキルティングコート、ウール地のフルレングスコートなど、身体をすっぽり包み込む温かみのあるアウターに占められている。シルエットはオーバーサイズが主流となっており、襟なしや隠しボタンといったすっきりとしたデザインが人気。すべてのアウターで共通しているのは、例年に比べて白一色のものが非常に多く着用されていること。中にはアウター、ボトムス、シューズ、バッグに至るまで、全てのアイテムを白一色で統一するコーディネートも見られる。10〜20代のおしゃれ上級者には、スモーキーブルーやスモーキーピンクといった若干にごりの入ったパステルカラーのボックスコート、極端なオーバーサイズのグレンチェックコートなどを選び、他者との差別化を狙った着こなしも見られる。

ボトムスでは、マキシ丈のフレアスカートやプリーツスカートなど長めのアイテムが人気を博す一方、タイトミニスカートやショートパンツといったミニ丈のアイテムが微増傾向を見せている。ワイドパンツ、フレアパンツは減少に転じた。アウターで白を選んだ人々は、ボトムスではブラックやチャコールグレー、あるいはレッドといった暗め、濃いめの色合いでコーディネートにメリハリを効かせている。

シューズの一番人気はブーツ。安室奈美恵を彷彿とさせるロングブーツをはじめ、ニーハイブーツ、ショートブーツ、編み上げブーツなど、バラエティー豊かに登場している。どれも光沢感のあるレザー素材で、ヒールは太く高いのが特徴だ。特にふくらはぎ丈のショートブーツに勢いがある。履き口をぴったりフィットさせることで足を細く見せている。少数派ではあるが、10cm以上はありそうなプラットフォーム型のブーツも見られる。




[ 観測日 ] 2022年2月1日 / 晴れ / 表参道(9.6度)・原宿(8.5度)

表参道

原宿