資源循環を重視した素材に注目
ヨーロッパ最大のテキスタイル総合見本市「PREMIERE VISION(プルミエール・ヴィジョン」で提案されたトレンドを基に、2023年春夏の素材動向を分析。テキスタイル・デザイナー/KAJIHARA FASHION STUDIOの梶原加奈子氏を講師に迎え、コンセプトからカラー、素材の質感・機能性・加工・プリント傾向をわかりやすく解説する。2023春夏は資源循環を重視したサスティナビリティ素材やアップサイクル素材、天然素材が台頭するという。
[ 2023春夏 プルミエール・ヴィジョン トレンド ]
シーズンテーマ:曖昧な感覚の混じり合い (理性と前向きな感情のエネルギーが混じり合い、相反する概念が対話するシーズン)
3つのキーコンセプト:
①スティナブルxプラグマティックxクリエーション(環境持続の意識と、前向きで合理的な考えと感性に訴える独奏的で大胆なデザインをバランスよく配合)
②相反する概念の共存x視覚に瞬時に訴える力 (単純な共存を超えて消費者のライフスタイル、ニーズ、行動の変化に相互対応するために相互補完的にリンク)
③サーキュラーエコノミーx水 (資源循環を重視した製品開発を通じて一体化する。絶えず変化して循環する、地上の生命を潤す水の存在がデザインテーマとなる)
2023春夏
テキスタイル・トレンド速報