「東京ニューエイジ」がピッグスキンの可能性に挑む
日本で自給できる唯一のファッション素材ピッグスキンを用いたファッションショー「PIGGY'S SPECIAL」が2015年11月25日、JFW JAPAN CREATION 2016の目玉イベントとして開催された。今シーズンは「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」の山縣良和と「MIKIO SKABE(ミキオサカベ)」がプロデュースする若手デザイナー集団「東京ニューエイジ」が参加。
「SOSHI OTSUKI(ソウシオオツキ)」(大月壮士)は“ブッタスキン”をテーマに、革の質感で遊ぶノージェンダー・スタイルを提案した。モノトーンのピッグスキンをベースにしながら、差し色にピンクのレザーをプラスし、インパクトのあるスタイルに仕上げている。コレクションでレザーを使用するのは初めてという「KEISUKEYOSHIDA(ケイスケヨシダ)」(吉田圭祐)がテーマに選んだのは“思春期の背伸び”。カジュアルなアイテムにピッグスキンを用い、いつもより大人びた女性のスタイルを披露した。一方、“サマーヌード”をコレクションテーマに掲げた「AKIKOAOKI」(青木明子)はピッグスキンにプリーツ加工をほどこし、素材の多様性を表現。トリを務めた「MIKIO SAKABE」(坂部三樹郎 / シュエ・ジェンファン)は“存在感”をテーマに、透ける素材にピッグスキンを重ねたレイヤードスタイルを発表し、東コレを代表するブランドとしての貫禄をのぞかせた。
AKIKOAOKI
MIKIO SAKABE