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    2015春夏 パリメンズコレクション
1990年代のアメリカン・カジュアルがモード服に
 1990年代のアメリカン・カジュアルから端を発したスタイルが2015春夏メンズコレクションを席巻。Tシャツ、ボクサーショーツ、デニムなどアメカジを彷彿とさせるアイテムをレイヤードで見せたり、アルファベットロゴをグラフィカルに飾ったり、ビッグシルエットのアウターをプラスしたコーディネートなど、スタイルはよりスポーティーにイージーに変化している。一方、フォーマル色の強いスーツは、軽く光沢感のあるシルクを用いてパジャマ風にアレンジ。クラシカルな花や動物のモチーフを飾り、リラックスムード漂うスタイルに仕上がっている。
 注目アイテムはビックシルエットに仕立てられたTシャツにプルオーバー、ベンチコート、ドローストリングパンツ、膝丈ボクサーショーツ。幅広ジーンズやGジャンといったデニムアイテムを重ねた“デニム・オン・デニム”も多数提案された。トレンドカラーはヌードピンクからクリーム、ホワイトまでの明るいトーン。
 「DRIES VAN NOTEN(ドリス・ヴァン・ノッテン)」は2015春夏シーズン、バレエとストリートウェアの融合に挑んだ。インスピレーション源はロシア人バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフ(Rudolf Nureyev)、そしてベルギー・バレエ団のローザス(Rosas Danst Rosas)。これらのイニシャル“R”はイラストレーターのリチャード・ヘインズ(Richard Haines)によってデザイン化され、タンクトップやドローストリングパンツにあしらわれている。ガウンのようなコートにはハーネスが装着され、身体にぴったり沿うようデザインされている。そこにトレーニングウェアを思わせるタンクトップ、ハーフパンツ、バレエシューズをコーディネートし、弾むようなスポーティールックを完成させた。
 マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)とピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が手掛ける「VALENTINO (ヴァレンティノ)」は、オートクチュールメゾンならではの繊細な手仕事をスポーツ・アイテムに落とし込んだ。アウターは概してビックシルエット。ドロップダウンショルダーのコート、プルオーバーは袖から見頃までたっぷりとしたボリューム感を保っている。迷彩やボタニカルモチーフ、動物のプリントを全面に飾ったセットアップスーツはリラックスムードいっぱいのパジャマ風。ストラップサンダルを合わせることでさらに開放的なスタイルに。

DRIES VAN NOTEN

VALENTINO