職人技による装飾美が花開く
モードの最高峰、2024春夏 パリオートクチュールコレクションが2024年1月22日~25日の4日間にわたって開催された。パリオリンピック開催準備の工事が各所でおこなわれる中、クチュール組合の公式カレンダーで29メゾンが絢爛豪華なランウェイショーを披露した。
控えめな装飾とシュルレアリスムが台頭した先シーズンから一転、2024春夏は卓越した職人技により本来のオートクチュールらしさを取り戻している。
Virginie Viard ( ヴィルジニー・ヴィアール) が手がける「CHANEL (シャネル)」は、グラン・パレ・エフェメールを舞台に、バレエの衣装を想起させるエアリーなコレクションを展開した。アイコンアイテムのツイードジャケットは、ボトムスにチュールやタイツを合わせ、バレエのコスチューム風のスタイルを形成。装飾品であり実用品でもあるボタンを「解放」の象徴と捉え、ジュエルボタンをキー・マテリアルとして採用している。
CHANEL
DIOR