明るい未来を予感させるグラフィカルドレスに注目
モードの最高峰、2022-2023秋冬 パリオートクチュールコレクションが2022年7月4~7日の4日間にわたって開催された。ポストコロナ時代を迎え、パリのファッション業界は開放的なムードに包まれた。参加29ブランドのうち28ブランドがフィジカルショーを発表。感染対策を徹底しながら、以前の華やぎを取り戻している。番組ではシチリア島で開催された「DOLCE&GABBANA (ドルチェ&&ガッバーナ)」のアルタモーダコレクションを含むビッグメゾンのランウェイショーを紹介する。
2022-2023秋冬はブランドのアイデンティティーを大切にしながら、ビジューをあしらった煌びやかなストライプ柄やアブストラクト柄など、柄を大胆に取り入れたドレスルックが登場。ブラトップやベアトップといった素肌をのぞかせるルックも多数提案された。
注目ブランドはMaria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ)が手がける「DIOR(ディオール)」。今シーズンはキーウ出身の女性アーティスト、Olesia Trofymenko (アレシア・トロフィメンコ)とコラボレーション。彼女の作品コンセプトである「The Tree of Life (生命の樹)」をテーマに、フォークロアの香り漂うロマンティックなコレクションを展開した。手の込んだ刺繍やレースにはムッシュ・ディオールが愛したバラのモチーフが用いられ、ハンドスモッキングのプリーツをともなって繊細かつノスタルジックなムードを漂わせる。
DIOR
BALENCIAGA