フィジカルショー復活へ
モードの最高峰、パリオートクチュールの2021-2022秋冬コレクションが2021年7月5日〜8日の4日間にわたって行われた。昨シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大によりデジタルでの開催を余儀なくされ、発表自体を見送るブランドも見られたが、今シーズンはワクチンが普及しいたことから「CHANEL(シャネル)」や「DIOR
(ディオール)」など、フィジカルでのランウェイショーを披露するブランドが登場。絢爛豪華な美の祭典に活気が戻ってきた。参加ブランドは前シーズンより6ブランド多い33。
最も注目したいのは、アーティスティックディレクターDemna Gvasalia (デムナ・ヴァザリア)が手掛ける「BALENCIAGA COUTUER (バレンシアガ・クチュール)」。パリオートクチュールコレクションへの参加は53年ぶり、オートクチュール作品を公に披露するのは50回目となる。創業者Cristóbal Balenciaga(クリストバル・バレンシアガ)の構築的なフォルムを受け継ぎながら、スポーツやオーバーサイズのディテールを織り交ぜてモダンに再構築。巨匠バレンシアガとデムナの才能が共鳴し合う記念すべきコレクションとなった。
BALENCIAGA COUTURE
CHANEL