2018-2019秋冬シーズンの最後を飾るパリオートクチュールコレクションが2018年7月1日より5日間にわたって開催された。今シーズンは 公式参加組に加え、コレクション開催期間に合わせて30以上のブランドがランウェイショーやプレゼンテーションをおこなった。その中には老舗ブランドを擁するフランスやイタリアはもちろん、ロシア、中国、中東、イギリス、ギリシャ、メキシコなど幅広い地域のブランドが名を連ねており、クチュール需要への高まりが際立った。番組では公式参加3ブランドと、2019春夏プレタポルテコレクションに先駆けてランウェイショーを披露した「ACNE STUDIOS(アクネ・ストゥディオズ)」「VETEMONTS(ヴェトモン)」の計5ブランドを紹介する。

Maria Grazia Chiuri(マリア・グラツィア・キウリ)がデザイナーを務める「DIOR(ディオール)」は、アトリエという神聖な領域への敬意を示し、フィット・アンド・フレアの気品漂うイブニングドレスを完成させた。ピンクやオレンジ、グリーン、ブリックといったやさしいパウダーカラーと、流れるようなプリーツでまばゆいばかりの女性美を表現。装飾はほとんどなく、光沢のある上質素材だけで表現した優美なシルエットは一流のクチュリエを抱える老舗メゾンならでは。

DIOR

ACNE STUDIOS