職人技に新たな価値を見出す
2018春夏 パリ・オートクチュールコレクションが2018年1月22日〜25日の4日間にわたって開催された。伝統的な職人技に新たな価値を見出す市場動向から、ブランドのアイデンティティーを追求したスタイルが提案されると同時に、革新的なハイテク技術と手仕事を融合させてフューチャリスティックなスタイルに落とし込む動きも見られた。“シュールレアリスム”をコレクションテーマに掲げ、アートとモードの融合を図ったブラドも少なくない。
注目ブランドはパリの植物園でコレクションを開催した「IRIS VAN HERPEN(イリス・ヴァン・へルペン)」。“Ludi Nature”をテーマに、植物の蔓や木目など自然が生み出す幾何学模様を3Dプリントでドレスに投影した。植物の躍動感を透ける素材に重ねた造形美は、衣装デザインも手掛けるイリスならでは。
IRIS VAN HERPEN
VIKTOR&ROLF