アジア発信ブランドが新風を呼び起こす
2017春夏シーズンの最後を飾るパリオートクチュールコレクションが1月22日〜26日の5日間にわたって開催された。今期はパリの老舗ブランドに加え、中国、韓国、インドネシアなどアジア発信ブランドが参加。2016-2017秋冬シーズンにデビューを果たした「YUIMA NAKAZATO(ユイマ・ナカザト)」に続けとばかりにアジア勢が勢力を拡大している。今も厳格な審査基準を残すオートクチュール業界の中でどこまで実力を発揮できるのか、今後の活躍に期待したい。
注目ブランドは創業以来、はじめて女性デザイナーを迎えた「DIOR
(ディオール)」。マリア・グラツィア・キウリが手掛ける初のコレクションでは「迷宮」をインスピレーション源に、チュールやフラワー刺繍で彩りを添えた神秘的なドレスが提案された。ショーの模様をライブストリーミング配信するなど、新たな試みにも挑戦している。
DIOR
YUIMA NAKAZATO