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    2024春夏 パリコレクション
透け感と軽やかさを携えて“クワイエット・ラグジュアリー”が進化
2024春夏 パリコレクションが2024年9月25日~10月3日の8日間にわたって行われた。2024夏季オリンピック開催を前に浮き足立つパリで、ポジティブムード満載のコレクションが展開された。公式参加ブランドは110を超え、うち日本勢 は「ANREALAGE (アンリアレイジ)」「CFCL (シーエフシーエル)」「ISSEY MIYAKE (イッセイ・ミヤケ)」「MAME KUROGOUCHI (マメ・クロゴウチ)」「UJOH (ウジョー)」など、11ブランドにのぼった。

注目トレンドは、前シーズンに一大トレンドとなった“Quiet Luxury (クワイエット・ラグジュアリー:静かで穏やかな雰囲気の中に高級感や贅沢さを感じさせるスタイル)” の流れを受け継いだ進化系リアルクローズ。ベーシックなアイテムに、ブランドのフィロソフィーから導き出されたスタイリングや斬新なアイデアを加えたアレンジルックが多数提案された。オーガンジーやレースなどのシアー素材で仕立てたドレスや、マイクロミニのショートパンツにブラトップ、機能美を備えたサファリルック、チュチュやコルセットを取り入れたバレエコアなど、いずれのアイテムも透け感と軽やかさを備えているのが特徴だ。

Virginie Viard (ヴィルジニー・ヴィアール)が手がける「CHANEL (シャネル)」は、南仏イエールの丘に建つモダニズム様式の邸宅 “La villa Noailles (ヴィラ ノアイユ)”の庭園からインスパイアされたコレクションを披露。キュビズムの影響を受けた庭園を想起させるチェッカー模様のセットアップや、ステンドグラスのようなカラーブロックのトップスとツイードスーツのコーディネート、シースルーのオーガンザを重ねて透け感を演出したブラック ドレスなど、庭園に差し込む光と色彩を感じさせるアクティブルックを揃えた。

「DRIES VAN NOTEN (ドリス・ヴァン・ノッテン)」がテーマに掲げたのは “Familiar-unfamiliar and unfamiliar-familiar (見たことのない、ありふれたもの)”。親しみがある素材を使いながら、意外性のある組み合わせにより新しさを追求した。ウォッシュドデニムで仕立てたトレンチコートやテーラードジャケット、1920 年代のテニスにラグビー、クリケットといったスポーツのユニフォームをエレガントに昇華させたシャツ、ジャージーにブラトップとラップスカートを合わせスタイルなど、カジュアルなアイテムがモード服へと生まれ変わった。

CHANEL

DRIES VAN NOTEN