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    2018春夏 パリコレクション
透ける素材を重ねて見せるロマンティックルックとは?
2018春夏パリコレクションが2017年9月26日〜10月3日の8日間にわたって開催された。参加ブランドは83。ミラノ同様、ロマンティックで装飾的なスタイルが提案された。

注目トレンドは透け感のある素材を重ねたレイヤード、ブラトップやキャミソール、コルセットなどのアンダーウェアをドレスの一部として見立てたスタイル、肩回りやスカートに極端に長いフリンジで飾ったヘム、フェザーで軽やかさを演出したフェミニンスタイルなど。アイテムでは透け感やカラーバリエーションで変化を持たせたトレンチコート、ハンカチーフヘムやイレギュラーヘムなどで動きを与えたアシンメトリースカート、スポーティーなトラックパンツが多数登場した登場した。

Anthony Vaccarello(アンソニー・ヴァカレロ)がデザインする「SAINT LAURENT(サンローラン)」は、老舗ブランドとしての地位を築き上げたムッシュ・サンローランとピエール・ベルジェに捧げるコレクションを披露した。2人のゆかりの地であるモロッコ・マラケシュ由来のチュニックや透け感のあるケープ、レザー素材のショートパンツ、ミニスカートなど、エキゾチックなスタイルを揃えた。レースやチュール、フェザーで飾ったゴージャスなアイテムは熟練のクチュリエを揃えるブランドならでは。ステージが設けられたテルカデロ広場からキラキラ輝くエッフェル塔がのぞく最高のシチュエーションで、来場者から喝さいを浴びた。

「DRIES VAN NOTEN(ドリス・ヴァン・ノッテン)」は1920年代のアールデコから1980年代のファブリックまで、幅広い年代のディテールをつなぎ、重ね合わせて一つのアイテムを完成させた。得意とするプリントモチーフはボタニカルからペイズリー、幾何学、ヒトデと多岐にわたる。オーガンジーを重ねたチェックのテーラードスーツ、ビジューを飾ったエアリーなスリップドレスなど、いつものワードローブに軽やかなシア―感をプラスしている。


SAINT LAURENT

DRIES VAN NOTEN