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    2017春夏 ニューヨークコレクション
フラワーモチーフがランウェイを華やかに彩る
 ニューヨークに端を発した“SEE NOW BUY NOW”の流れは瞬く間に世界を席巻。2017春夏シーズン、この流れはさらに勢いを増し、トレンドとは別次元で一大ムーブメントを作り上げた。

2016年9月8日〜15日に開催されたコレクションでは、ニューヨークが得意とするスポーツマインド全開のリアルクローズ、ロマンティックなフラワーモチーフ、“旅”から着想を得たスタイルが多数登場。もともとリアルクローズへの傾倒が強く表れるのがニューヨークの特徴だが、今シーズンはそこにフリルやラッフル、フリンジ、レースやシフォン、刺繍にビーズといったフェミニンな要素が加わり進化を遂げた。例えば、フェミニンなスタイルにスポーツ由来の機能素材を用いたり、スポーツウェアに見られるラインや色使いにフリルやギャザーをプラスしてフェミニンにアレンジするなど。

フラワー柄はトロピカルフラワーから庭園を彩る花々まで多種多様。パイナップルモチーフをはじめとしたフルーツ柄も多く見られた。これらのカラフルな柄のモチーフがランウェイをロマンティックに飾る。また、オフショルダーで肩を見せたり、ブラトップでおへそを出したり、透ける素材でレイヤードを演出するなど、露出度が高いのもポイントだ。

「MICHAEL KORS COLLECTION(マイケル・コース・コレクション)」は“ラブ&ラグジュアリー”をテーマに、フラワー柄をふんだんに取り入れたロマンティックなコレクションを披露した。胸元に“LOVE”の文字が大きく描かれたスーパー長袖のシャツドレス、ブラトップとマーメイドスカートのセットアップ、肩パットでショルダーラインを強調させた'80年代風ボディーコンシャススーツ…どのアイテムにも色鮮やかなフラワーモチーフがあしらわれている。プリントから3Dの花柄刺繍まで、さまざまなアプローチを採用した花柄が咲き誇る。アイテムの上からベルトを締めてウエストマークした着こなしにも注目。

TORY BURCH

MICHAEL KORS COLLECTION