ファッション動画配信サービス「ファッションニュース・エクスプレスBB」
    2025-2026秋冬 ミラノメンズコレクション
人間の本能をファッションに投影

2025-2026秋冬 欧州メンズファッションウィークがコレクションサーキットの先陣を切って開催された。2025年1月14日のピッティ ・イマージネ・ウォモを皮切りに、1月17日からミラノメンズ、1月21日にはパリメンズへと続いたが、ランウェイショーの数が前シーズンを大きく下回る結果となった。ミラノメンズの参加ブランドはショー形式が20、プレゼンテーションが41、イベントは7。「DSQUARED2 (ディースクエアード)」「ETRO (エトロ)」「FENDI (フェンディ)」「GUCCI (グッチ)」「MOSCHINO (モスキーノ)」「JW ANDERSON (ジェイダブリュー・アンダーソン)」らビッグブランドが開催時期をずらしてウィメンズと統合する動きを見せたことでショーの数は激減した。

2025-2026秋冬シーズン、メンズデザインターたちが目指したのは人間の本能が求めるものへのこだわり。日常を心地よく過ごすために、着心地の良さや実用性、機能美を備えたリアルクローズだ。アウトドアと都会的なセンスを融合させたスタイルや、端正なテーラリングにセンシャルな要素をプラスしたルックも目立つ。アイテ ムではオーバーサイズのトレンチコートやテーラードコート、アウター・オン・アウターのレザージャケット、機能性の高いウインドブレーカー、カジュアルウェアにコーディネートするネクタイ、ダボダボのワイドパンツなど。カラーでは深みのあるブラウンやグリーン、バーガンディが台頭。淡いピンクがメンズのトレンドカラーに浮上している点も見逃せない。


DUNHILL

AURALEE