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    2023-2024秋冬 ミラノメンズコレクション
クラフトマンシップとテクノロジーが融合

ポストコロナの新しい時代の幕開けへ。2023年1月13日〜17日の5日間にわたって開催されたミラノメンズコレクションには、フィジカル、デジタル合わせて79ブランドが参加。海外からの来場者も多数訪れ、以前の華やかさが戻ってきた。

2023-2024秋冬シーズンは、メンズエレガンスの原点に立ち返り、フォーマルなスーツスタイルが台頭。ブランドの持ち味であるクラフトマンシップと最先端テクノロジーを駆使し、未来思考のスタイルが提案された。前シーズンに続き、SDGsやブランドのアイデンティティを追求し、アーカイブを再構築する流れも見られる。スタイルにおいては装飾を削ぎ落としたミニマルなデザインや、オーバーサイズあるいはスーパースリムといったデフォルメされたシルエットをほどこし、プロポーションに捻りを与えているのが特徴だ。

最も話題をさらったのは、新クリエイティブ・ディレクターMarco De Vincenzo (マルコ・デ・ヴィンチェンツォ)を迎えて初のメンズコレクションを披露した「ETRO (エトロ)」。着想源はマルコが子供の頃に大事にしていたベルベットジャカードのブランケット。”ETROMATTERS (エトロマターズ)”をテーマに、家庭的な温かみが感じられるリラクシングルックを提案した。ブランドのアーカイブから取り寄せたファブリックを巧みに組み合わせ、着心地の良さを追求。ロングチュニックやジャンプスーツはカーテン、シャツはテーブルクロスを想起させる。テーラードルックはスリムなシルエットに進化。外と内を融合させたデザインはラグジュアリー感と家庭的なムードの両方を醸し出している。


ETRO

K-WAY