80年代パワースーツがリラックス感を携えて進化
2026-27秋冬 ミラノコレクションが2026年2月24日~3月2日の7日間にわたって開催された。ショー形式の発表はフィジカルショーが54、デジタルショーが8と、フィジカルショーが圧倒し
ている。今シーズンはMaria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) を新クリエイティブ・ディレクターに迎えた「FENDI (フェンディ)」、Meryll Rogge (メリル・ロッゲ) による「MARNI (マルニ)」、Demna (デムナ) による「GUCCI (グッチ)」、そしてGiorgio Armani (ジョルジオ・アルマーニ) の姪であるSilvana Armani (シルヴァーナ・アルマーニ) による「EMPORIO ARMANI (エンポリオ・アルマーニ)」「GIORGIO ARMANI (ジョルジオ・アルマーニ)」ら大御所ブランドが新デザイナーによるデビューコレクションを披露。ブランドのアイデンティティに敬意を払いながら、革新的なスタイルで新たな息吹を吹き込んだ。
Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) が手がける新生「FENDI (フェンディ)」は、”Less I, more us (私よりも、私たち)”をキーワードに掲げ、フェンディ家5 人姉妹の結束力と共に働くことへの敬意を力強くアピールした。ブラックを基調とした構築的なルックをメンズ、ウィメンズ共通で提案。ピークとラペルのジャケットとしなやかなトラウザーズのセットアップや、オフショルダーのレースドレス、ファーでトリミングしたベストは、オールブラックで統一することで大人色気を演出する。
一方、「GIORGIO ARMANI (ジョルジオ・アルマーニ)」は”NEW HORIZONS (新たな展望)”をテーマに、新たなものを求めて歩む心の旅路をスタイルに投影した。Silvana Armani (シルヴァーナ・アルマーニ) がデザイナー・イン・チーフとしてはじめてプレラポルテを手がけたコレクションとして注目を集めた。登場したのはフランネルやカシミヤ、クレープ、ベルベットといった肌触りのよい生地で仕立てられた、流れるようなシルエットのセットアップスーツ。肩パットを使わないリラックス感漂うジャケットと緩やかなラインを描くフルレングスのワイドパンツ、ラペルのないコートは、帝王ジョルジオ・アルマーニのデザインの美学が引き継がれている。

